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ビジネス・オープンソース・ソフトウェアとは

オープンソース・ソフトウェア(OSS)という概念は、1997年にエリック・レイモンド、ティム・オライリー、それにVAリサーチ社社長のラリー・オーガスタンなどがそれまでのFree Software Foundation (FSF、GNUプロジェクトの親組織)運動の限界、つまりFSF理念である2つの「フリー」無償と自由が、皮肉な事にFSF運動自身の普及を妨げている事に対する、マーケティングキャンペーンとして生み出されました。

しかし特に日本では、OSSとは開発者が開発者のために作成し無償公開しているものであり、それをビジネスにするという事は趣旨に反するし、またクリティカルなビジネスユーズには向かない、という神話がはびこっているのが現状です。

また成功している代表的なOSSが、LinuxやApatch、Ruby等、OSや言語、開発系が中心であるので、企業ユーザーが意識的に取り組む課題ではないと思われているのかもしれません。また国内ベンダーの意識も、OSSは技術サポートしか収益にならないし、実際それだけなら商用製品を売った方が売上も収益も大きくなるので、積極的にOSSを顧客に提案している会社はまだ多くはありません。

しかし海外に目を転じると、ソフトウェアベンダーの目まぐるしい買収/合併により、それらの会社を飛び出した人間が新しくOSSで製品を開発販売を始めており、成功例も近年増えてきています。つまりこれらのOSS製品は、コミュニティから育ったいわゆるバザールモデルでのOSSではなく、最初から事業戦略としてOSSを選択する「ビジネスモデルとしてのOSS」であり、代表格が日本でも有名になってきたSugarCRMです。これらビジネスモデルとしてのOSSを、ビジネス・オープンソース・ソフトウェア(BOSS)として区別する事にします。

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