機能

JobSchedulerの構成

JOCコックピット

・WEB UIのジョブ管理画面
・待機中、実行中、完了したジョブの状態、ログを一覧できるWEBアプリケーション
・JobSchedulerマスターとは独立して稼働

JobSchedulerマスター

・ジョブの制御と管理を司るサービス
・バックアップフェイルオーバー機能
・RDBMSを使用したジョブ履歴、ログ管理機能(JDBC接続)

JobSchedulerエージェント

・ジョブのリモート実行エージェント
・ゼロコンフィグレーション
・エージェントクラスタリングによるロードシェアリング

JOE (JobScheduler Object Editor)

・ジョブ定義を作成するための、Javaで稼働するスタンドアローンアプリケーション

 

ジョブの定義

ジョブの定義は全てXML形式の定義ファイルによって行います。
定義ファイルを直接テキストエディタで作成/編集する方法と、付属のJob Object Editor(JOE)を使用してGUIから生成する方法があります。

 

XML定義の例
<xml version="1.0" encoding="ISO-8859-1"?>
<job >
  <params/>
  <script language="shell">
     <![CDATA[
       #!/bin/sh
       echo “$SCHEDULER_JOB_NSME is running”
       echo “Current Timestamp `date`”
       exit $?
     ]]>
  </script>
</job>

 

 Job Object Editor(JOE)画面例
スクリーンショット(2013-04-25 17.43.42)

 

ジョブの実行

イベントによる実行

ホットフォルダに作成/更新されたファイルを監視し、自動的にジョブ起動、ファイルを移動/リネーム/削除/処理対象外に指定できる。また、メールの受信や、任意のプログラムやスクリプトでジョブを制御する事も可能である。

 

カレンダによる計画実行

平日、休日、特定の休業日、毎週/毎月の特定日、など柔軟に指定でき、実行日が休業日や特定日の場合、実行日時を翌営業日、前の営業日、または実行中止を指定できる。

 

その他

・ジョブ実行時間を制限するタイムスロット機能
・実行優先順位を制御するプライオリティ機能
・ジョブの排他制御のためのロック機能
・複数ジョブの同時並行実行を制御するシンクロナイズ機能
・ジョブ実行エラー時の再実行を制御するセットバック機能
等、柔軟なジョブ実行制御機能を備えている。