CMDBuild V.2.5.1リリース、及びV.3続報

5/18にCMDBuildの最新版V.2.5.1がリリースされました。

多くの改善・バグフィックスが含まれていますが、以下の主な機能追加があります:
・WEB UIのXSS(Cross-Site Scripting)対策が強化され、"string"と"text"属性への入力データに不正なキャラクタが含まれないようチェックされるようになりました。
・コンフィグファイルに含まれるいくつかのパスフレーズを暗号化(AES 128)できるようになりました。
・検索フィルタの入力パラメータを設定している場合、検索結果のカードを変更しても検索フィルタが維持できるようになりました。
・モバイルアプリにモバイルデバイスのGPS機能を使用して位置情報を記録できるようになりました。
細かなバグフィックスが多く含まれていますので、V.2.5.0をお使いのお客様はバージョンアップをお薦めします。

今後のロードマップ

今秋にV.2シリーズの最終版になるV.2.5.2をリリースする予定です。
このリリースでは以下の機能が追加される予定です。
・地図表示画面から、直接 IFC viewer (3D BIMモデル表示)が開けます。
・IFC viewer連携の強化

来年前半リリースを予定しているV.3では、フロントエンドをリファクタリングし、以下のような大幅な機能強化を予定しています。
・マルチテナント機能
・データ入力時のバリデーションチェック、ヘルプ機能、カスタマイズできる動作のサポート
・コンテキストメニューとウィジェット、カスタムページの拡張(Ext JSベース)
・ユーザー設定の保存
・マルチテーブルビューのサポート
・属性データ型の追加(計算式サポート)
・チャットシステムなどメッセージングシステムの強化
・CSVインポートの更新サポート
・Sharkに加えて、Tecnoca社開発のワークフローエンジンを追加(将来的にActivitiなど他の一般的なワークフローエンジンもサポート予定)
現在開発中のデモ画面は、以下のリンクからお試しになれます。
http://demo3.cmdbuild.org/
(Chromeブラウザ推奨、ユーザ「demo」とパスワード「demo」)

詳細は以下をご覧ください(英語)
Tecnoteca CMDBuild Newsletter No.67
http://www.cmdbuild.org/en/diffusione/newsletter/cmdbuild-newsletter-n.-67

JobScheduler 1.12.1リリース

2/20にJobScheduler の最新版1.12.1がリリースされました。 このリリースはLTSリリースです。 多くの改善・バグフィックスが含まれていますが、以下の主な機能追加があります:

JOCコックピットのクラスタリングサポート
これまでもJobSchedulerマスターはクラスター構成が可能でしたが、JOCコックピットはクラスタリングをサポートしておらず、複数のJOCコックピットを使用してロードバランサでのHA構成ができませんでした。今回のリリースにより、JOCコックピットはアクティブ/アクティブのクラスタリング構成がサポートされます。詳細は下記リンク(英語)をご覧ください。
https://change.sos-berlin.com/browse/JS-1760

JOCコックピットダッシュボードがカスタマイズ可能になりました

PowerShell Core 6.0サポート
MicrosoftからリリースされたWindows/Linux/MacOSで使用可能なPowerShell Core 6.0がサポートされました。

認証情報のDB格納
これまで認証情報は、shiro.iniにプレーンテキストで格納されていましたが、全てデータベースに格納されるようになり、セキュリティが向上しました。

ダウンロードはこちらからできますので、お試しください。また有償版の全機能を試用できる「30日間無償トライアルライセンス」もご提供していますので、こちらからお申し込み下さい。

謹賀新年

あけましておめでとうございます。

昨年はおかげさまでOpnePIEの導入が拡がり、お客様データセンター運用の進化をお手伝いさせていただくことができました。

今年は更なるチャレンジをしていきたいと思いますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

代表取締役 船井 覚

JobScheduler 1.12 LTSリリース

JObScheduler の最新版1.12がリリースされました。 このリリースはLTSリリースです。 多くの改善・バグフィックスが含まれていますが、以下の主な機能追加があります:

カレンダー管理
JobSchedulerカレンダーが、JOE(ジョブエディター)だけでなく、JOCコックピットのWEB GUIで編集・保存できるようになりました。カレンダーは、営業日または休業日のいずれかとして定義することができ、組み合わせて再利用することもできます。

ファイル転送履歴
ファイル転送履歴インタフェースは、JobSchedulerに含まれるファイル転送機能(YADE)からJOCコックピット上で詳細情報を提供できるようになりました。 このビューは、ファイル転送を監視および制御するために使用され、ユーザーとの対話を可能にします。 中断された転送を再開することができます。

ダウンロードはこちらからできますので、お試しください。また有償版の全機能を試用できる「30日間無償トライアルライセンス」もご提供していますので、こちらからお申し込み下さい。

CMDBuild 3.0プロトタイプ公開

CMDBuildの開発元Tecnoteca社は来年末に完成予定の新しいバージョン3.0の設計と試作に取り組んでいます。新しいバージョンでは、GUIを全面的に書き換え新しいユーザーエクスペリエンスを導入します。

Tecnoteca社はこの新しいバージョンのプロトタイプをオンラインデモとして公開し、広くフィードバックを募ることにしました。

このページから、アクセスできるオンラインデモ(Chromeブラウザ推奨、ユーザ「demo」とパスワード「demo」)から基本的な機能を確認できます

  • ログインフォーム
  • ナビゲーションメニュー
  • クラスに含まれるデータシートのグリッド。フルテキストフィルタと個々の列のフィルタ
  • グリッドアクセス、インラインモード、カードの詳細コンテンツの表示
  • データカードの編集

次のリリースのために、以下の機能を拡張する予定です。

  • グリッド内の高度なフィルタの実装。
  • 機能データタブの実装:
    • 管理の詳細
    • 関係
    • 歴史
    • 添付ファイル。

まずは新しいユーザーエクスペリエンスをお試しください。

CMDBuild 2.5リリース

ITIL準拠のOSS IT構成管理システムCMDBuildの最新版V.2.5が公開されました。

V.2.5ではエンタープライズ向けの以下の機能がさらに強化されました。

1)クラスタモードをサポート

ロードバランサによって制御される複数の独立したCMDBuildのTomcat(アプリケーション・サーバー)ノードをクラスタリングすることができます。

  • システムの可用性(ノードが応答を停止した場合、アクティブ・ノードはユーザーにとって透過的な方法でノードを提供します)
  • スケールアウト(要求が同時ユーザー数が多い場合に、より速い応答時間で、複数のノードに分散されています)

 

2)強化された認証管理

データ処理のセキュリティと個人データの機密性(新GPR(一般データ保護規制 - EU規制2016/679)を含む)に関する法律は、不正アクセスの問題に大きな注意を払う必要があります。

このような観点から、新しいパスワード管理機能を次のように統合しました。

  • 有効期限を指定する
  • 設定可能な進捗状況を示す有効期限通知メールを送信する
  • 最小長、大文字/小文字/文字の存在などの合成ルールを定義する
  • 以前のパスワードとユーザ名が異なることを確認してください

パスワードの有効期限が切れている場合は、カスタマイズ可能なメッセージが表示され、新しいパスワードを入力するページにリダイレクトされます。

 

 

3)GISリファクタリング

CMDBuildで利用できるGISサーバーオブジェクトが改良され、マップ上に表示は徐々にロードされ、必要に応じてメモリを解放します。

これにより実行時間が短縮され、システムはほぼ無限の量のオブジェクトで動作します。

データナビゲーション(選択されたオブジェクトレベルでの自動シフト、同じ建物内で別のものが選択されている場合はプランの自動シャットダウン)、および管理者がフィルタを設定できるようにするなど、他の改良も実装されています。

4)新しいタスクタイプのタスクマネージャ拡張

管理モジュールで設定可能なCMDBuildタスクマネージャには、添付されたレポートによる自動メール配信のスケジュール設定に使用できる新しいタイプのタスクが追加されました。

構成ウィザードを使用して、メール受信者、作成するテンプレート、スケジューリング基準、レポートパラメータの計算のためのコンテキスト変数の定義、これらのパラメータの静的または有用値の指定ができます。たとえば、タスクマネージャによって自動的に計算されたタスクが実行された時点から、依存する内容のレポートを送信することができます。

5)IFC4フォーマットと3DビジュアリゼーションをサポートするためのBIM機能のアップグレード

CMDBuildは、IFC4標準サポートを統合したBIMserver(1.5.x)の最新バージョンをサポートするようになりました

新しいバージョンでは、3Dビューアは完全に書き直され、現在はbimview.wsプロジェクトに基づいています。

したがって、表示された建物のより現実的なレンダリングが利用可能になりました。

 

 

 

 

6)ブラウザ応答速度の改善

CMDBuildのユーザーインターフェイスの構成されたJavaScriptファイルの数(数百)は、徐々に最初のアプリケーションアクセスの開始時間を増加しましたが、javascriptファイルを圧縮してロードする追加のモジュール(mod_gzip、mod_deflate)を介して転送をさらに最適化しました。

変更の完全なリストについては、changelogを参照してください  。

12/8 OSC.Enterprise2017出展します

今年もオープンソースの今を伝えるOpenSourceConference.Enterpriseに出展します。

12月8日(金) 10:00~18:00(展示ブースは10:45~17:00)

TKP渋谷カンファレンスセンター
 [アクセスマップ]
(JR渋谷駅 東口 徒歩3分。ヒカリエ2F通路を通り抜けて直進右手です)

OpenPIE, JobScheduler, CMDBuildなどエンタープライズ向けOSSの最新情報をお届けしますので、是非ご来場下さい!

今年もJTFに登壇します

毎年行われるITエンジニアの祭典JTF(July Tech Festa 2017)に、今年も登壇いたします。今年はJulyではなく8/27(日)開催ですが、会場はいつもの産業技術大学院大学@品川シーサイドです。

昨年はSREの話をご紹介しましたが、今年は趣向を変えて運用ダッシュボードとしてのGrafanaをご紹介します。

内容はこれから考えますが、まずは皆様のお申込みをお待ちしています。

JCLI – JobScheduler Powershell Command Line 紹介記事を公開

JobSchedulerの操作は、WEB GUI(JOC Cockpit)、WEBサービスAPI(REST-JSON/SOAP-XML)、コマンドライン(jobscheduler.sh|cmd)などがありましたが、V.1.10からJCLI(JobScheduler Powershell CLI)が新たに加わりました。
JCLIはPowershellのコマンドレットで作成され、Powershell 2.0以降(Windows7以降)であれば動作します。(もちろんLinux/Mac環境ではまだサポートされていませんが、Powershell 6.0ではLinux/Macもサポートされる予定なので楽しみです)

JCLIの概要は以下のとおりです。

  • 既存コマンドラインの置き換え
    - .\bin\jobscheduler.sh|cmdコマンド
    - .\bin\jobeditor.cmdコマンド
    - .\bin\jobscheduler_event.cmd
  • 一括操作
    - 従来のWEB GUIやWEBサービスAPI、コマンドラインでは難しかった、JobSchedulerオブジェクト(jobs, job chains, orders, tasks, event)に対する開始・停止・作成・削除などの操作を一括で実行
  • エージェント管理
    • エージェント状態の取得
    • Windowsサービスのインストール・アンインストール

http://qiita.com/satoruf/items/4b721cd91e5483cb6409